白いブーツ待ち合わせ場所に 僕は5分前についていたポケットに突っ込んでた手が まだ震えてる 大通りを行く人のコートやマフラーが 鮮やかで繊細な色で綺麗だった 腕時計を見て今は2分前キミは走ってやってきたね そんなに急がなくてもいいよ お気に入りの白いブーツが汚れるぞ 今にも雪が降り出しそうな空を見上げて 握った手を離さないよ キミを人ごみで見失わないように キミの右手 僕の左手で降る粉雪を捕まえよう 握った手を離さないように 一緒にずっと歩こう 色鮮やかなコートやマフラー達が減ってきて 寒くなったね とキミはつぶやいてた 歩きすぎて少し黒ずんだ キミの白いブーツ それを見て喜び溢れてきたよ 僕らが歩いた記念の証しに思えた |